仕事辞めたいサラリーマンのブログ

好きなことしかしたくない

仕事をしないといけない

「仕事を辞めたい」

 

そう思うようになったのはいつからだろう。

仕事を辞めるというのは、FIREを達成することと同義だ。

 

そもそも「仕事をしたい」と思ったことはない。

大学を卒業し、自分で生計を立てないといけない。

それは、「仕事をしないといけない」と同義だった。

だから仕事を始めた。

 

最初の仕事はシステムエンジニア

3年続かなかった。

26になった頃、体を壊した。

診断は「うつ病」だった。

会社は3か月ほどは待ってくれたが、

半ばクビのような形で会社を辞めた。

 

1年あたり100万円以上の貯金ができていたので、

焦りはなかった。

 

学生時代の金銭感覚のまま、

質素倹約が身に付いていたのが大きかった。

 

また、傷病手当金というものの存在を知ることもできた。

収入が途切れないというのは心強かった。

 

療養中も貯金は減るどころか、むしろ増えて行った。

 

ずっとこのままでもいいのに、

というわけにはいかない。

 

傷病手当金が受け取れるのは期限がある。

1年半と決まっている。

 

しかも、再就職のことを考えたら、空白期間は短いほうがいい。

 

「仕事をしないといけない」

27の夏だった。

 

ハローワークで見つけた出版社の求人に応募した。

運が良かったのか、採用してもらった。

 

2社目となる会社に対しては、

「拾ってもらった」

という気持ちが大きかった。

 

そんな気持ちでいられた間は

「会社に恩返しをしよう」

という前向きな気持ちがあった。

 

生きていくために仕事をしないといけない。

でも、このときはそれだけじゃなかった。